■コンペに適した競技方法
コンペに適した競技方法は、大きく分けて「ダブルペリア方式」と「ハンディキャップ方式」の2つがあります。 |
1.ダブルペリア方式
合計パー48になるようにアウト・インからそれぞれ6ホールを隠しホールとして設定(ゴルフ場側が設定)し、隠しホールのスコアの合計を1.5倍してパーを引き、その算出された数値を80%にした数字がハンディキャップになります。
(「隠しホールのスコア合計」×1.5-72)×0.8=ハンディキャップ
一般によく使われているこの方法は、ペリア方式を改良したもので、正式名称は「新ペリア方式」といいます。最大の特徴は、ズバリ「上手な人が上位になる」こと。参加人数が極端に多い場合、あるいはハンディの確認が難しいと思われるケースに適用できるでしょう。無類のゴルフ好きが集まって本気で腕試しをしたいときには最適な正統派プレーですが、あくまでも簡易的なハンディキャップ算出法であるため「ゴルフは好きだけど上手いほうではない」「わざわざ点数を競いたくない」というコミュニケーション重視派のやる気を損なうこともあります。 |
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2.ハンディキャップ方式
この方法なら、参加者それぞれが自分の技術レベルに合わせた目標設定をして楽しめます。ただし、ハンディキャップを決定するのには多少の手間がかかります。オフィシャルハンディがある場合はそれを利用し、ない場合は自己申告というケースが一般的。コンペ初参加者には、あらかじめ特別賞枠を想定して、優勝・準優勝を除外することもできます。 |
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■ハンディキャップ改正のタイミング
ハンディキャップ設定とその改正は、ことのほかデリケートな問題!一旦見直しの必要性があると判断したら、参加者全員の意見を聞いた上で決定しましょう。
よくある改正のタイミングは、以下の2つのタイミングです。なお、コンペ全体の改正は、参加者全員が公正に競い合うためにも、たびたび行なわないほうが賢明。どうしても避けられない場合は、一度ダブルペリア競技を行なって、それを参考に練り直す方法もあります。
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<ハンディ改正のタイミング> |
1.優勝および準優勝者があきらかに他を引き抜いている場合
アンダー分を差し引いて更に1〜2割カットするのが相場。 |
2.あまりにその人のハンディ設定が合っていない場合
申告外に上手だったり、予想外に下手だったり。どうしても調整が必要な人にのみ適用。 |
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■ボールの扱い方のいろいろ
たかがボール、されどボールのゴルフプレー。
プレーの基本となる各種方式に加え、ボールの扱い方についても様々なバリエーションがあります。あらかじめ採用ルールを決めておけば、わざわざハンディの見直しをするまでもなく、スムーズにプレーを楽しむことができるでしょう。
これは苦境に立たされたときの助けになったり、同情したくなるほど下手な人に対する情状酌量策となったりします。ルールを採用する際は、参加者全員のキャリアレベルをおおよそ把握しておくことがポイントです。 |
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1. ノータッチ
ゴルフの原則として、あるがままにプレーすることで公平な競技に。ゴルフ好きや上級者、経験者の多い集まりに最適。 |
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2. 6インチ
その日の気象や芝の生え具合といったコースの条件によって、6インチの範囲内でボールの位置を動かしてもよい方法。状況に合わせた微調整を許すことで、楽しさを優先したいプレーに最適。 |
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3. ワンクラブ
クラブの長さ分だけボールの位置を動かしてもよい方法。
初心者が多い場合に高スコアが期待できるので、全体のプレーがスムーズに。 |