お出かけの際は、足元に充分ご注意を!
先週に続き「集中力と想像力」のお話。
才能ある人物は四・五足の草鞋を履くようで、女性では1904年度全英女子オープン選手権のチャンピオン、シャーロット・ドッドの場合、むしろテニスの世界で有名だった。
なにしろウィンブルドンのシングルでは連続9回出場して5回優勝。 全米東部選手権でも4回優勝したほか、グランドホッケーではイギリスの代表選手をつとめ、氷上スケートの中距離としてオリンピック代表に選ばれた。
1908年のオリンピックでは、アーチェリーで見事銀メダルを獲得した。
ビリヤードではイギリス連邦を代表する名手として、数々の国際大会でトロフィーを獲得してきた。
話はここにとどまらず、1910年に結成された「イギリスヒマラヤ登山隊」のメンバーになり、登頂には成功しなかったものの、あと300メートルの惜しい地点まで到達していた。
「同じ人間なのに」と思うばかり。 人間の値打ちは集中力と想像力によって決定されると、ギリシャの哲学者は言ったが、それにしてもゴルフ史に名を残すほどの人物に限って、二足の草鞋など当たり前である。
マスター室 大島
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