実力が出しきれなかったゴルフなどもありましたが・・・
さて、数々の金字塔を樹立した1999年のタイガー・ウッズは、約600年も続くゴルフの歴史の中で、ついに前代未聞「幻のアドレス」と呼ばれる究極にたどり着いたらしい。
なにしろ欧米のスウィング分析家が太鼓判を押した。
良いボールが飛び出すと、「ナイスショット!」、悪いショットには「早い!」「ヘッドアップ!」の2種類が用意される、我国の『結果第一主義』のレッスンプロと違って、欧米の分析家たちはコンピューター・グラフィックスを駆使した上、最新の第六感が主導する脳波のイメージ・スイングまで映像化して、ミクロ単位、一人の選手のすべてを徹底分析する。
その彼らにして春先に2勝したタイガーのアドレスを見るなり、異口同音、『われ、幻のアドレスを見たり!』
評論家同士、ついに出現した完璧なアドレスをテーマに、20時間も語り合う者現れる騒ぎとなった。
理想とするアドレスの形は滅多に生まれるものではない。
その波紋はアメリカ国内にとどまらず、世界各国のゴルフ雑誌が例外なく膨大なページを割いて彼の特集に狂喜した。
ごく短期間に、これほど大量に顔写真が使われた人物も稀だろう。 まったくのところ、彼ほどセンセーショナルな英雄の出現は長いゴルフ史の中でも前例がない。
この続きは、来週に・・・
マスター室 大島
★★★ ご来場をお待ちしております。 ★★★
