昨夜の雨で、コースのみどりもいっそう増してきました。
ゴルフでは、アルコールと睡眠薬はゲームに障るためご法度。 いかに神経が昂ぶろうともゴルファーたる者、寝床の中で悶々と夜明けを待つのが太古からの習い。
なぜ、ゴルフ前夜に限って寝つきが悪いのか。
原因としては久しぶりのゲームに対して逸る気持ちがおさえきるず、一方では練習不足が原因と思われる不安も根強い。
さらには目覚し時計が、無事約束の時間に鳴ってくれるかどうか。 具体的な危惧も拭いきれない。
いずれにせよ、遠足前夜の子供と大差ないパニックに見舞われながら朝を迎えるのが毎度の話。
ゴルファーとは例外なしに寝不足の人種である。
ゴルフ史上、試合前夜になると目が冴えて寝られず、やがて不眠ゆえに姿を消した最初の選手はジェリー・トラバースだろう。
1888年にニューヨークの裕福な家庭に生まれた彼は、10歳のとき父親が会員のナッソー・クラブの専属プロ、アレックス・スミスからゴルフの手ほどきを受けて、めきめきと上達する。
1905年に「メトロポリタン・アマ」で初優勝を遂げると、その後も「全米アマ」と「ニュージャージー・アマ」に連勝、とくに「全米アマ」は彼の指定席と言われるほど相性が良かった。 なにしろ5回出場して4回優勝とは驚くしかない。
この続きは、また来週に・・・ マスター室 大島
★★★ ご来場をお待ちしております。 ★★★
