マスター室 大島です。
この頃は、暖かいなと思っていると
寒くなり、注意しないと体調が悪くなりそうです。 ご用心ください。
ロングアイランドの「ワナモイセットCC」で開催された
1931年度「全米プロゴルフ選手権」では、番狂わせが続出した。
結局、この仕組み(マッチ・プレー)が嫌われて
1958年から
ストロークプレーの導入に踏み切った。
マッチプレーでは抽選によって早くに優勝候補同士が対決し、結果として弱い者が優勝する例も少なくなかった。
この年、緒戦から籤運に恵まれたこともあって、圧倒的な強さを見せつけ、決勝まで駆け上がった
猪首の男のゲーム運びに
スキはなかった。
「あの男、
トム・クリービー(猪首の男)とは何者だろう。誰か正体を知らないか?」
「すさまじい飛距離の持ち主だが、これまで見たこともない。 選手案内によると地元の出身らしいが、とにかく駆け引きがいまい!」
試合には、4連勝を含む過去
5回の優勝を誇るウォルター・ヘーゲンを筆頭に、ジーン・サラゼン、レオ・ディーゲル、デニー・シュートといった実力者が顔を揃えていたが、抽選の皮肉によって序盤に壮絶な潰し合いが行われた結果、決勝に残ったのが試合巧者の
デニー・シュートと、
猪首の男トム・クリービーだった。 もちろん予想外の対決だった。
36ホールの決勝戦が始まって間もなく、一つの噂が観衆なあいだを稲妻の如く走り抜けた。
「謎の男の正体が分かったぞ。驚くなかれ、このコースの専属キャディ、通称『ブルドックのトム』ではないか」
「なに、ブルドックだって?言われてみると確かにあいつらしい」
つまり、猪首の男=トム・グルービー=『ブルドッグのトム』
この続きは、また来週・・・
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