写真は、モクセイ科イボタノキ属の『ネズミモチ』です。
植栽場所は、管理棟周りです。
常緑の低木で幹は直立して、葉は短い柄があり対生し、卵形で先端は細くなっています。
夏に枝先に円錐状の花穂をつけ、白色の小花を多数つけた「ネズミモチ」が、現在は、小さな楕円形の熟した黒紫色の実をつけています。
果実がネズミの糞にており、葉はモチノキに似ているのでネズミモチと呼ばれるようになりました。
果実は強心、利尿、緩下、強壮、強精薬として古くから用いられています。
とくに、内臓の諸器官を丈夫にするとし、肝臓、腎臓、腰膝を強くして、精力も養い、若白髪、月経困難にも効き目があるとされています。
果実を1日量5〜10gを煎じて3回食間に服用しますが、果実酒として飲むと便利です。
果実200g、同量の砂糖、ホワイトリカー1.8ℓに漬けて、6ヶ月程度保存、布でこして1日3回20mlずつ飲みます。
また、樹皮は解熱と抗マラリア薬として、かぜの熱に効き目があるとされています。
葉には、抗菌作用があり樹皮と同様に解熱の目的で用いられています。茶材として用いると胃潰瘍にも良いとされます。
生垣に「ネズミモチ」はいかがですか。
★★★ ご来場をお待ちしております。 ★★★
