写真は、マメ科フジ属の『ヤマフジ(山藤)』です。
植栽場所は、各コース、管理棟です。
落葉のツル性の木本で長いツルで巻きついて高い木によじ登り、蔓は上から見て左巻です。
春に花を房のように下垂させて多くの花をつけます。
花はマメ科特有の蝶型花で、花房の基部から順に咲いていく「フジ」とは異なり花房の花はほぼ同時に開花するのが特徴です。
花房は長さ20cmほどとフジよりも短いのも特徴です。
名前の由来は、中国のシナフジを「紫藤」とすることからであるという説があり、花が「吹き散る」から転訛したという説もありますが、いずれにしても古い時代から既に「フジ」と呼ばれていました。
「山」は、フジと区別されるための命名で、特にヤマフジが山地にのみ自生するわけではありません。
若芽を茹でて和え物などに、また花をテンプラなどにし、花を塩漬けにしたものを花茶とする優雅な習俗もあります。
開花時期は、4月〜5月下旬です。
ぜひ、ご覧下さい。
★★★ ご来場をお待ちしております。 ★★★
