写真は、ツバキ科 ツバキ属の『椿(つばき)』の実です。
植栽場所は、北コース7番です。
簡単な椿の種子の利用方法といえば、種子に穴を開けて作る『ツバキ笛』や、接着などの細工をして作る、ブローチやキーホルダーなどの『アクセサリー』を作る事ができます。
ツバキの実から取れる『椿油』は、髪に使うのでよく知られていますが、ツバキの種子を1kg搾って、やっと250ml程度しか得る事ができないので、とても貴重です。
江戸時代の頃は、菜種や椿の種子から油を搾る際に、『油しめぎ』と呼ばれる人力の搾油機を使用していたようです。
その他にも、食用として天ぷらに使うととても美味しく、オレイン酸(悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを保つ働きがある)が、85%以上も含まれており、オレイン酸は人の皮脂に最も多く含まれている脂肪酸なので体にとても優しいです。
実が割れて種子が顔を出す時期は、9月上旬頃です。
種子を採取して、色々活用してみるのも面白いですね。
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