写真は、スイレン科スイレン属の『スイレン(睡蓮)』です。
植栽場所は、北コース9番です。
池に葉を浮かべ、水面に赤や黄色、白など鮮やかな花を咲かせる姿はとても風情があります。
モネがライフワークとして描き続けた一連の作品、「睡蓮」があまりにも有名なので、多くの人が、おおよそどんな姿の植物であるかはご存じかと思います。
スイレンは大きく二つのグループに分けることができます。
ひとつは、一般によく知られる温帯種で、「耐寒性スイレン」とも呼ばれ、北米やヨーロッパなど、冬のある地域に生息する原種や、そうした原種から作り出された改良種のグループで、花が水面に浮かぶように咲き、しっとりと落ち着いた雰囲気の品種が多いのが特徴です。
もう一つは、「熱帯スイレン」で、これは南米・オーストラリア、熱帯アジア、アフリカなど熱帯地域に産する原種や、そうした原種から作られた改良品種のグループです。
こちらは花が水面から高く伸びて咲き、派手でいかにも熱帯的な雰囲気を持つものが多いのが特徴で、ほとんど無臭の温帯種に対して、熱帯種は強い芳香を持っています。
開花時期は、5月〜10月です。
ぜひ、ご覧下さい。
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