写真は、キンポウゲ科ヘレボラス属の『クリスマスローズ』です。
植栽場所は、南東コース1番です。
ヨーロッパから西アジアにかけておよそ20種、中国に1種が知られる、毎年花を咲かせる多年草です。
花の構造は中心から雌しべ・雄しべ・蜜腺・萼となり、雄しべと蜜腺は早々にぱらぱらと散りますが、萼は長期間残り、雌しべは膨らんでタネを作ります。
名前は本来ヘレボラス属の中でも「ニゲル」という一つの種につけられた名前ですが、日本ではヘレボラス属全体を指すのが一般的です。
日本では春に開花するオリエンタリスを元とした園芸品種が広く普及しており、それを見てなぜクリスマスと名前が付くのか首をかしげる方も時々おられますが、狭い意味でのクリスマスローズ「ニゲル」が12月末頃に開花すると言うと、納得していただけると思います。
ちなみに、イギリスではオリエンタリスのことはレンテンローズと呼び、これはレント(四旬節)の頃に咲くので名付けられました。
開花時期は、12月〜4月です。
ぜひ、ご覧下さい。
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