写真は、ユリ科の『ヤブラン』です。
植栽場所は、進入路、各コース花壇です。
日本を含む東アジアに生育し、冬でも葉が枯れずに青々としている常緑性の植物です。
日本には、「ヤブラン」「ヒメヤブラン」「コヤブラン」の三種があり、名前が示すとおり樹木の下などの薄暗い、ヤブ(藪)に自生しています。
葉は光沢があり、地際から立ち上がるようにたくさん付け、生育は旺盛で耐陰性も非常に強い性質なので、あまり他の植物が育たないような樹木の陰になるような場所に植えることも可能で、古くから庭園の下草として利用されてきました。
晩夏から中秋にかけて細い花茎を立ち上げて、そこに紫色の小さな花をたくさん付けます。
一本だけでは寂しい感じがしますが群生させると見応えがあります。
葉に沿ってクリーム色の縁取りの入るフイリヤブランがあり、青葉のものに比べると鑑賞価値も高く人気があります。
属名の「Liriope(リリオペ)」は、ギリシャ神話に登場する泉のニンフ(妖精)の名にちなみます。
開花時期は、7月〜10月です。
ぜひ、ご覧ください。
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